NASAは2021年1月8日、宇宙の謎を探るための4つの小規模なミッションを選択し、当該新プログラムをPioneersと名付けたことを発表しました。
それぞれのミッションは、2000万ドルという少ない予算の中、どれだけインパクトのある研究ができるかの革新的な考えが求められるとしています。
選ばれた4つのミッションは、銀河間物質の測定による銀河の進化の研究を目的とするアリゾナ大学の「アスペラ」、生命が居住可能な系外惑星の探索を目的とするNASAゴダード宇宙飛行センターの「パンドラ」、高エネルギーガンマ線の検出による中性子星の合体に関する研究を目的とするNASAマーシャル宇宙飛行センターの「スターバースト」、超高エネルギー・ニュートリノの検出を目的とするシカゴ大学の「プエオ」の4つです。
NASAは、これらのミッションを、少ない予算で大きな科学的成果が得られるかどうかの実証実験だと位置づけています。
NASA Selects 4 Concepts for Small Missions to Study Universe’s Secrets | NASA
文責 野村 遥祐